診察の流れ

低侵襲手術のイメージイラスト

問診→肛門検査→病状の説明→治療の説明といった流れで診療は行われます。

必要に応じて大腸内視鏡検査や腹部CT検査などが行われます。

問 診

問診票をもとにお話を伺います。ポイントは下記の表に示すような症状についてです。
*また診察に際して無理に排便をしてくる必要はありません。

痔の症状

痛み 排便時に痛みがあるかまたその痛みは排便後も持続するか排便以外で痛みはあるか痛みがあるかないか。
出血 排便時に出血があるかないか。出血の量は紙につく程度か便器に落ちるほどか、大量か鮮血か赤黒い血液か。
脱出物 排便の際に肛門の中から脱出するものはあるかないかまた。脱出したものは、容易に肛門に戻せるかどうか。
腫れ 肛門部に腫れはあるかどうかその腫れは痛みを伴っているかどうか。腫れ・かゆみはあるか。
かゆみ 肛門部に痒みがあるかどうか、どのような時に痒みが増悪するか。
分泌物 下着が汚れるような分泌物はあるかどうか。
便通 便秘傾向か下痢傾向か便の性状と便の回数。
大腸内視鏡検査の既往歴 大腸内視鏡検査を2年以内に行ったかどうか、またその際の所見はどうであったか。
基礎疾患の有無 高血圧、糖尿病、心臓疾患、肝臓疾患、腎臓疾患の有無。
手術の既往歴(肛門以外の手術も含む) 技能手術の既往歴や、大腸の手術の既往歴。
服用中の薬 特に抗凝固剤等の薬

肛門の診察

診察台での体位

肛門の診察は患者さまのプライバシーに十分配慮して行います。診察時は、腰から下をタオルなどで覆い、必要な範囲のみを露出します。
診察ベッドでは、イラストのような体位になり以下の手順で診察を進めます。
直腸指診(医師が指で肛門内を触れて状態を確認する検査)
肛門鏡検査(肛門鏡を肛門内に挿入し、内部の状態を観察)
これらの検査は、麻酔作用のあるゼリーを使用して行うため痛みは軽減され、検査時間はおよそ1分程度です。
また、症状や状況に応じて、大腸内視鏡検査腹部CT検査などの追加検査が必要になる場合があります。

病状説明と治療方針

診察後は、担当医師から現在の病状の詳しい説明や、今後の治療方針についてお話しします。病気の原因や進行度、治療の必要性、治療方法の選択肢など、患者さまが安心して治療に進めるよう、分かりやすく丁寧にご説明します。
説明の中で、少しでも不安な点や疑問に思うことがあれば、どうぞ遠慮なくお尋ねください。
治療への理解が深まることで、より納得したうえで治療を受けていただけます。